1. 鋼構造の特徴

鋼構造は、鉄鋼材料を使用した構造形式で、以下のような特徴があります。

  • 高強度: 降伏点が235〜460 N/mm²と高い
  • 勒性: 衝撃に対して強い特性
  • 施工性: 工場製作と現場組立てが可能
  • 気密性: 焊接により水密・気密が可能

2. 鋼材の種類と機械的性質

鋼種降伏点(N/mm²)引張強さ(N/mm²)適用
SS400235400〜510一般構造
SM400235400〜510焊接構造
SN400235400〜510抗震構造
SM490315490〜610焊接構造
SN490325490〜610抗震構造

3. 引張部材の設計

引張力を受ける鋼部材の設計は、次式によります。

σt = N / A ≤ σta
N: 引張力  |  A: 断面積  |  σta: 許容引張応力度

孔明けによる断面積减少を考慮し、淨断面積で計算します。

4. 圧縮部材の設計

圧縮力を受ける鋼部材の設計では、座屈を考慮する必要があります。

σc = N / A ≤ σca
細長比 λ = KL / r ≥ 20 の場合、許容応力度を低下させる

5. 高力ボルト接合

高力ボルト接合は、鋼構造において最も一般的な接合方法です。

5.1 ボルトの種類

種別保証値适用
F10T引張強さ1000 N/mm²摩擦接合
F8T引張強さ800 N/mm²摩擦接合

5.2 摩擦接合と支圧接合

  • 摩擦接合: ボルトの予張力により板を圧着させ、界面の摩擦力で力を伝える
  • 支圧接合: ボルトのせん断で力を伝え、孔壁に板が支圧する

5.3 ボルト的配置

標準孔径: 直径 + 2mm(例: M20 → 孔径22mm)
最小ピッチ: 2.5d(d: ボルト径)
最小エンド距離: 1.5d

6. 焊接接合

焊接は、鋼構造の主要な接合方法の一つです。

  • 完全溶込み焊接: 高い强度と止水性が必要不可欠な部位
  • 部分溶込み焊接: 二次的な部位や補強材 取付け
  • fillets焊接: T字繼手、管類繼手に適用

7. まとめ

鋼構造の設計では、鋼材の高強度さを活かした効率的設計と、適切な接合設計が重要です。高力ボルト接合や焊接接合の特性を理解し、それぞれの状態に合わせた設計を行うことが必要です。

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